和歌山の公立中高一貫校
「作文」の出題形式と対策
和歌山の県立中高一貫校は5校(古佐田丘・向陽・桐蔭・日高高校附属・田辺)。 5校共通の問題で、作文が独立した検査(45分)として行われ、 字数は600字程度と全国最大級です。 しかも近年の実物は、会話文と5つの資料から「どれを根拠に使うか」を自分で選んで提案を書く、 判断力まで問う形式。このページでは、県公開の実物問題(一次資料)にもとづいて解説します。
まず全体像 — 5校共通・検査は2日間
| 対象校 | 古佐田丘(橋本)・向陽(和歌山市)・桐蔭(和歌山市)・日高高校附属(御坊)・田辺の5校。共通問題 |
|---|---|
| 検査構成 | 1日目: 適性検査Ⅰ・Ⅱ+作文(11:15〜12:00の45分)/2日目: 面接 |
| 作文の字数 | 600字程度(公立中高一貫の作文では全国最大級) |
| 実施時期 | 毎年1月下旬の土日(2026年は1月24日検査・25日面接) |
作文 — 5つの資料から「選んで」提案する600字
| 形式 | 児童2人の会話文+資料5点(グラフ・きまり・調査結果・案内図など)を読み、課題を解決する提案文を書く |
|---|---|
| 資料の使い方 | 「すべて使う必要はない」と問題に明記——どの資料を根拠にするか、自分で選ぶ |
| 原稿用紙 | 題名や名前は書かず、一行目から書き始める |
2026年の実物は「学校図書館を活用して、読書を楽しむ人を増やす活動」の提案でした。 資料は、学年別の読書時間の帯グラフ、本を読まない理由の棒グラフ、図書館の約束、 興味があることの調査、図書館の案内図の5点。 ポイントは資料の取捨選択そのものが採点対象だということです。 「読まない理由の上位は動画とゲーム」×「興味があることにも動画・ゲーム」→ だから興味とつなげたおすすめ本コーナーを──のように、 選んだ資料同士を組み合わせて提案の根拠にすると説得力が生まれます。
600字を45分で書き切るのは、大人でも余裕がない分量です。 構成メモ(課題→提案→根拠にする資料→効果)に5分、執筆35分、見直し5分—— 時間配分まで含めて練習しておく必要があります。
※ 作文の検査時間(11:15〜12:00)・課題・「すべて使う必要はない」の条件・原稿用紙のルールは、 県教委が公開している令和8年度の実物問題(一次資料)で確認しています。 検査日程(検査1日目+面接2日目)は県教委公表の日程資料によります。 字数の「600字程度」は問題の指示の原文です。形式は年度により変わることがあるため、 受検年度の募集要項(例年10月公表)を必ず確認してください。
家庭でできる練習のポイント
- 600字の持久力をつける — まず最後まで書き切る体力から。400字→500字→600字と段階的に伸ばし、最終的に「45分で600字+見直し」を目標に。
- 資料を「選ぶ」練習 — 複数の資料を見て「提案の根拠になるのはどれとどれか」を選び、組み合わせて理由を言う練習を。全部使おうとすると600字でも足りなくなります。
- 提案の型を身につける — 「課題(資料から)→提案→そう考えた理由(資料から)→期待できる効果」の流れで書く型を固めましょう。和歌山の作文はこの型がそのまま使えます。
- 書き直しで完成度を上げる — 分量が多いぶん、構成の乱れも出やすい。添削→書き直しの往復で、600字の設計力を育ててください。
志望校の形式そのままで練習できます
サクブン先生は、志望校を選ぶとその学校の検査形式そのままの原稿用紙で練習できる、AI作文添削アプリです。 和歌山は県立5校の形式(600字程度・段落あり・提案型)に対応しています。
- AIの先生が原稿用紙の上に吹き出しで添削。書き直すたびに前回の指摘をふまえた連続指導
- グラフや資料を読み取って書く「資料型」「提案型」の課題で、和歌山の型を練習
- ⏱本番モードで「45分で600字」の時間感覚を練習
よくある質問
- Q. 5校は併願できますか?
- A. 5校とも共通問題を同日に実施するため、受検できるのは1校です。通学圏(橋本・和歌山市・御坊・田辺)で実質的に志望校が決まる家庭が多いですが、和歌山市内は向陽・桐蔭の2校から選ぶことになります。受検年度の募集要項で必ず確認してください。
- Q. 600字も書けるようになるには、いつから始めるべき?
- A. 全国最大級の分量なので、小5の後半〜小6の春からの積み上げが理想です。いきなり600字ではなく、400字で型を身につけてから伸ばすのが挫折しないコツです。
- Q. 過去問はどこで手に入りますか?
- A. 和歌山県教育委員会のサイトで検査問題(作文含む)が公開されています。公式で実物にあたれる県なので、必ず本物の形式を見ておきましょう。
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