都立中高一貫校の「作文」対策
適性検査Ⅰの形式・字数・時間
都立中高一貫校の適性検査Ⅰは、45分で長めの文章を読み、400〜440字の作文を書く検査です。 このページでは、共同作成問題の出題形式と原稿用紙のルール、独自問題を出す学校との違い、 そして家庭でできる練習のポイントを、令和8年度(2026年2月実施)の検査問題にもとづいて解説します。
共同作成問題の形式(小石川・両国・白鷗・富士・大泉・武蔵)
次の6校は、適性検査Ⅰに共通の「共同作成問題」を使用しています。
小石川中等教育学校/両国高等学校附属中学校/白鷗高等学校附属中学校/富士高等学校附属中学校/大泉高等学校附属中学校/武蔵高等学校附属中学校
| 検査時間 | 45分(文章の読解と作文をあわせて) |
|---|---|
| 字数 | 400字以上 440字以内 |
| 出題形式 | 二つの文章(説明文と会話文など)を読み、内容をふまえて自分の考えを書く |
| 段落 | 段落を適切に分けて構成する(段落のはじめは1マス下げる) |
| 実施時期 | 毎年2月上旬 |
見落としやすい「原稿用紙のルール」
都立の作文は内容だけでなく、原稿用紙の正しい使い方も採点対象です。 問題用紙の〔きまり〕には毎年、次のようなルールが明記されます。
- 段落をかえたときの残りのマスも字数として数える(最後の段落の残りは数えない)
- 「、」や「。」もそれぞれ1字に数える
- 「、」や「。」が行の先頭に来るときは、前の行の最後のマスに文字と一緒に書く(この場合は字数に数えない)
つまり「400字以上440字以内」は、実際には最後の文字が400〜440マス目の範囲に収まることを意味します。 段落を分けるほど「書いていないのに消費されるマス」が増えるので、 段落構成と字数配分をセットで練習しておくことが大切です。
独自問題を出す学校に注意
都立中高一貫校のうち、次の学校は適性検査Ⅰを独自に作成しており、字数や題材が共同作成問題と異なります(令和8年度実績)。
| 桜修館中等教育学校 | 400〜500字。資料(グラフ)の読み取りを組み込む形式 |
|---|---|
| 三鷹中等教育学校 | 360〜400字。小説2本を読む独自の題材構成 |
| 南多摩中等教育学校 | 300〜400字 |
| 立川国際中等教育学校 | 400〜460字 |
※ 形式は年度によって変わることがあります(例: 白鷗は令和7年度まで独自作成でしたが、令和8年度から共同作成問題になりました)。 受検する年度の募集要項・出題方針を必ず確認してください。
家庭でできる練習のポイント
- 時間配分を体に入れる — 45分のうち読解に時間を取られるため、作文に使えるのは実質20〜25分です。「25分で400字」を計って書く練習をくり返すと、本番で慌てなくなります。
- 段落構成の型を持つ — 「筆者の考えの要約 → 自分の意見 → 体験・具体例 → まとめ」のような型を決めておくと、どんな文章が出ても書き出しで迷いません。
- 書き直しで伸ばす — 作文は書きっぱなしでは伸びません。添削で指摘を受けて、同じ課題を書き直す。この往復が一番力がつきます。
都立の形式そのままで練習できます
サクブン先生は、志望校を選ぶとその学校の検査形式(400〜440字・段落あり・45分)そのままの原稿用紙で練習できる、AI作文添削アプリです。
- AIの先生が原稿用紙の上に吹き出しで添削。書き直すたびに前回の指摘をふまえた連続指導
- 目安時間をはかる「本番モード」で、45分の検査の時間感覚を練習
- 段落の空きマスや行末の句読点まで、本番と同じルールで字数をカウント
よくある質問
- Q. 作文の練習はいつから始めるべき?
- A. 週1本でも半年続けると型が身につきます。小5の後半〜小6の春に始める家庭が多いですが、直前期(秋以降)でも「書き直し中心」の練習なら間に合います。
- Q. 塾に行かず作文対策はできますか?
- A. 形式を正しく知り、書いたものに添削を受けて書き直す環境があれば家庭でも十分可能です。保護者が添削役を担うのが難しい場合に、サクブン先生のようなAI添削が役立ちます。
- Q. 過去問はどこで手に入りますか?
- A. 東京都教育委員会のサイトで検査問題と出題方針が公開されています。市販の過去問題集(声の教育社など)も利用できます。