栃木の県立中高一貫校
「作文」の出題形式と対策
栃木の県立中は3校(宇都宮東・佐野・矢板東の各高校附属中)。3校共通の問題で、 作文には45分の独立した時間枠が与えられ、600字程度の長文を書きます。 そして栃木でいちばん知っておくべきなのは選考の仕組み—— 作文は点数化されず、A・B・Cの3段階で「適性」を評価される独特の方式です。 このページでは、県教委の生徒募集要項(一次資料)にもとづいて、形式と対策を解説します。
まず全体像 — 3校共通・1校のみ出願可
| 対象校 | 宇都宮東(定員105)・佐野(105)・矢板東(70)。共通問題・通学区域は県内全域 |
|---|---|
| 出願 | 1校に限る(要項に明記。併願不可) |
| 当日の時間割 | 適性検査 9:50〜10:40(50分)→ 作文 11:05〜11:50(45分)→ 昼食 → 集団面接(5人程度・約20分) |
| 検査日 | 毎年1月上旬の土曜(2026年は1月10日) |
選考の仕組み — 作文は「点数」ではなく「段階評価」
| 配点 | 適性検査100点満点・学習や生活の記録(内申)54点満点。作文と面接はA・B・Cの3段階評価 |
|---|---|
| 第1次審議 | 適性検査+内申の合計点の上位から定員の80%を選び、作文・面接の結果もふまえて適性があると判断された者を内定 |
| 第2次審議 | 残りの受検者から、適性検査・作文・面接・内申を総合的に勘案して決定 |
つまり「作文は3段階だから適当でいい」は誤解です。 第1次審議でも作文・面接で適性が疑われれば外れますし、 ボーダーライン付近の第2次審議(定員の残り約20%)では作文の評価が直接効いてきます。 点差の付きやすい適性検査を軸にしつつ、作文は「確実にAを取る」—— Bで並ぶ受検生の中でAが差になる、という構図で考えるのが正確です。
作文 — 話し合いの資料から提案する600字
| 字数 | 600字程度(過年度問題の分析による。段落を分けて構成) |
|---|---|
| 時間 | 45分(作文だけの独立した時間枠) |
| 形式 | 県公表の方針は「課題や資料などに対して、自分の考えや意見をまとめ、筋道を立てて的確に表現する力をみる」。会話文や話し合いの資料を読んで、提案とその理由を書く出題が近年の傾向 |
学級会や委員会の話し合いの場面から「あなたならどう提案するか」を書かせる、 提案型の出題が栃木の定番です。話し合いに出た意見をふまえる(無視しない)こと、 提案→理由→具体的な取組の順で筋道を通すことが評価の軸。 600字を45分で書き切る持久力も必要なので、時間を計った練習が欠かせません。
※ 時間割(作文45分)・「出願は1校に限る」・選考方法(適性検査100点+内申54点、作文・面接はA/B/C評価、第1次審議は定員の80%)・検査日・定員は、 県教委の令和8年度生徒募集要項(一次資料)で確認しています。 作文の字数・提案型の傾向は過年度問題の分析にもとづきます。 栃木県は検査終了後に問題・解答例・出題のねらいを公表するので、受検年度の公表問題も必ず確認してください。
家庭でできる練習のポイント
- 「確実にA」を狙う練習 — 字数不足・段落なし・条件の見落としは段階評価で真っ先に響きます。まず失点しない作文(条件正対・構成・字数)を安定して書けるようにしましょう。
- 提案の型を固める — 「話し合いの意見をふまえる→自分の提案→理由→具体的な取組」の流れを型として反復。栃木の定番形式がそのまま練習できます。
- 600字の持久力 — 400字→500字→600字と段階的に。最終目標は「45分で600字+見直し」です。
- 適性検査とのバランス — 第1次審議の合計点は適性検査+内申。作文対策に偏りすぎず、適性検査の演習と並行して進めるのが栃木の正しい配分です。
志望校の形式そのままで練習できます
サクブン先生は、志望校を選ぶとその学校の検査形式そのままの原稿用紙で練習できる、AI作文添削アプリです。 栃木は県立3校の形式(600字程度・段落あり・提案型)に対応しています。
- AIの先生が原稿用紙の上に吹き出しで添削。条件の見落とし・構成の乱れをチェック
- 提案型・資料型の課題で「意見をふまえて提案する」型を反復練習
- ⏱本番モードで「45分で600字」の時間感覚を練習
よくある質問
- Q. 3校は併願できますか?
- A. できません。募集要項に「出願は、1校に限るものとします」と明記されており、検査も3校同日です。通学区域は県内全域なので、通学時間と校風で1校を選ぶことになります。
- Q. 作文が3段階評価なら、対策の優先度は低い?
- A. いいえ。第1次審議でも作文・面接をふまえて適性が判断され、ボーダー付近の第2次審議では作文の評価が直接効きます。「Cを避ける」ではなく「安定してAを取る」水準まで仕上げる価値があります。しかも作文は準備の成果が最も安定して出る領域です。
- Q. 過去問はどこで手に入りますか?
- A. 栃木県教委は検査終了後に適性検査・作文の問題、解答例、出題のねらいまで公表しています。県の入試関係公表サイトと市販の過去問題集で、実物の形式を確認しておきましょう。
本ページは、株式会社UPRIVERが公開情報をもとに独自に編集したものであり、 各教育委員会・学校とは一切関係ありません。掲載内容の正確性・最新性には努めていますが これを保証するものではなく、出願・受検にあたっては必ず各教育委員会・学校が公表する 募集要項等の一次情報をご確認ください。掲載情報の利用により生じた不利益・損害について、 当社は責任を負いかねます。(情報の基準日: 2026年8月)