奈良の公立中高一貫校
「作文」の出題形式と対策
奈良の公立中高一貫校は、県立国際・県立青翔・奈良市立一条の3校。 まず知っておきたいのは、県立2校は「専願のみ」——合格したら必ず入学することが出願の前提です。 作文・記述はどの学校も100〜150字の短い圧縮型で、長文作文は出ません。 このページでは、各実施要項と公開されている検査問題(一次資料)にもとづいて、形式と練習のポイントを解説します。
まず全体像 — 3校の検査の組み立て
| 県立国際 | 適性検査1・2(各40分・各100点)+第2日に日本語と英語の個別面接(適性検査3・7分程度・50点)。検査は2日間 |
|---|---|
| 県立青翔 | 適性検査1(40分・100点)・適性検査2(40分・150点)+記述専用の適性検査3(20分・30点)。1日で実施 |
| 市立一条 | 適性検査Ⅰ・Ⅱ(各45分・各100点)+面接(約20分・30点) |
| 実施時期 | 毎年1月末〜2月初(令和8年度は県立2校が1月31日、国際のみ2月1日も実施) |
| 出願の注意 | 県立2校は専願者のみ出願可(合格した場合は必ず入学。出願後の取消不可) |
県立国際・青翔 — 適性検査1の100〜130字
| 字数 | 100〜130字(公開問題で確認。「段落は必要ありません」と明記) |
|---|---|
| 出題 | 適性検査1(40分・言語や社会に関する内容)内で、読み取り問題とあわせて出題 |
| 形式 | 課題文の内容に対応させて、身の回りの具体例と理由を書く |
40分の検査1は読解と記述の複合型。作文に使える時間は10分程度と考えて、 「課題文の要点をつかむ→自分の身近な例で言い換える→理由を一文添える」を 短時間で回す練習が核になります。段落を作らず、130字で言い切る簡潔さが命です。
なお青翔には、これとは別に記述専用の適性検査3(20分・30点)があります。 文章や図表から必要な情報を読み取り、整理・分析して、自分の考えを文章で説明する検査—— 理数の学校らしい「データを言葉にする」力が問われます。青翔志望なら、 グラフや表を見て「分かること+考えたこと」を書く練習を必ず加えてください。
市立一条 — 二段落構成の120〜150字
| 字数 | 120〜150字(公開問題で確認) |
|---|---|
| 出題 | 適性検査Ⅰ(45分)内で出題 |
| 形式 | 二段落構成(経験→考えたこと)の指定が問題に明記。題名・名前は書かない |
一条は150字という短さで段落まで指定されるのが特徴です。 第一段落に経験、第二段落に考え——この器に収める練習をしておかないと、 本番で「一段落で書いてしまう」「経験と考えが混ざる」失点をしがちです。
※ 県立2校の検査構成・時間・配点・日程・専願制は県の令和8年度実施要項(一次資料)で、 記述の字数・形式は県・市が公開している検査問題(一次資料)で確認しています。 一条の検査時間(各45分・面接約20分)は塾の分析情報にもとづきます。 形式は年度により変わることがあるため、受検年度の実施要項を必ず確認してください。
家庭でできる練習のポイント
- 短く言い切る練習 — 奈良の作文は100〜150字。書く力より「削る力」が問われます。長く書いてから半分に削る練習が効きます。
- 身近な具体例のストック — 県立の記述は「身の回りの例」を挙げさせる形式。学校生活・家庭・地域での経験を短く話せるようにしておきましょう。
- 段落の役割を守る(一条) — 「経験の段落」「考えの段落」を分ける癖を。書く前に2つの中身をメモしてから書き始めるのが確実です。
- 専願の覚悟を早めに(県立) — 専願のみ・出願取消不可なので、志望を固める時期が他県より早くなります。夏までに学校見学を済ませ、秋からは志望校の形式に絞った練習を。
志望校の形式そのままで練習できます
サクブン先生は、志望校を選ぶとその学校の検査形式そのままの原稿用紙で練習できる、AI作文添削アプリです。 奈良は県立2校(100〜130字・段落なし)・市立一条(120〜150字・二段落)の両形式に対応しています。
- AIの先生が原稿用紙の上に吹き出しで添削。書き直すたびに前回の指摘をふまえた連続指導
- グラフや表を読み取って書く「資料型」の課題にも対応(青翔の検査3対策に)
- ⏱本番モードで検査の時間感覚を練習
- 条件への正対・字数・段落構成まで、志望校のルールで採点
よくある質問
- Q. 県立と一条は併願できますか?
- A. 県立2校は専願のみ(合格したら必ず入学)なので、実質的に県立と一条の両方に合格を持つことはできません。検査日程と専願の条件を受検年度の要項で確認したうえで、志望を絞ってください。
- Q. 国際中の英語面接はどのくらいのレベル?
- A. 適性検査3として日本語及び英語でのやり取りを7分程度行い、学ぶ意欲や思考力・表現力をみると要項に記載されています。高度な英語力の試験というより、意欲やコミュニケーションの姿勢をみる位置づけです。
- Q. 過去問はどこで手に入りますか?
- A. 県立2校の適性検査は奈良県、一条は奈良市の公式サイトで問題・解答用紙・正答表が公開されています。公式で過去問にあたれる県です。
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